キレイに、健康に。効くコラム
Vol6
| アンチエイジング効果を高める食事 |
アンチエイジングを高める食事法
「体を温める」と女は老けにくくなる！と満尾クリニック院長満尾正氏は著書「女40代からのずっと若い体のつくり方」で紹介されています。
良いものから悪いものまで多くの美容法・健康法の情報があふれる世界の中で、
多くのお金をかけて様々なアンチエイジング法を試してきた海外のセレブの中で今注目されているのが「日本食」です。
油は少なく穀類を主食とし、野菜、魚などを組み合わせて食べる日本人の食生活は、非常に栄養バランスに優れ、理想的な食事として世界的に話題になっています。
なんとなく最新のアンチエイジング情報やお店、テクニックについ目がいきがちですが、私達のご先祖様から受け継いできた食文化を改めて見直してみることが、案外アンチエイジングへの近道なのです。
多くの女性はスリムな体型を手に入れたいからといって、体や栄養素についてのあまり知識もないままに、食事を抜いて食物を摂らす安易なダイエットをしがちです。しかし、これは大きな間違いです。
食事を抜けば、体に入ってくる食べ物が減るのですから、当然のように一時的に体重は落ちます。
しかし、体は生きるための身体機能を維持するため、必要な筋肉も衰えさせてしまうのです。
きちんと筋肉のついた男性はたくましく美しいですが、女性にとっても筋肉は非常に重要です。
筋肉は脂肪を燃焼させ、あまり運動をしなくても脂肪を燃焼させることができるなど、新陳代謝のためにもとても必要なものなのです。
女性がどんなに運動を頑張っても、簡単にボディビルダーのようなムキムキの体にはなりません。
適度な筋肉は、姿勢のよい美しいラインを作ってくれるだけではなく、痩せやすい体質にしてくれます。
運動がつらい、面倒だからといって、食事のカロリー制限だけで痩せようとすると、体が必要なビタミンやミネラルが不足してしまい、肌や髪はパサパサなんてことも。
さらに、大切な筋肉も衰えてしまい、基礎代謝が大幅に減ってしまうことで、結果的に非常に痩せにくい体質になってしまうのです。
これが、『リバウンド』の怖い仕組みです。
年齢を重ねると、自然と筋力が落ちて代謝が落ちてきます。
そのため、この原理を知っている海外のセレブ達は、日常的の生活に運動を取り入れ、健康的で若々しい体を手に入れているのです。
また、運動をすることで成長ホルモンが分泌され、肌のハリツヤも増すほか、汗とともに老廃物も排出されるなど良いことずくめなのです。
当たり前のようですが、バランスの良い食事、規則正しく十分な睡眠、適度な運動、これら全てを心がけることで良い効果が生まれ、それがいつまでも健やかで美しい肌や表情、アンチエイジングへと繋がるのです。
アンチエイジングの鍵は皆さんの生活の中に隠れています。
日々心がけることで、若々しく、そして美しく歳を重ねていきましょう。
知って嬉しい！若い体になる食べ方？
体がさびる。べとつく。しぼむ。
この３つは老化現象です。
アンチエイジングの著書を多数出版されている満尾クリニック院長の満尾正先生は、美容と健康の大敵を糖化と記されています。
たとえば、肌の弾力のもとコラーゲンが、糖化するとコラーゲンの力が無くなり、肌のプリプリ感を失います。
つまり、コラーゲンがコラーゲンでなくなってしまうのです。
骨のコラーゲンが糖化すれば、骨はもろくなります。
血管の内側であれば、動脈硬化を引き起こします。
そして、糖化は、体を太りやすくします。
では、糖化をどのように防ぐのでしょうか？
ここでポイントになるのが血糖値です。
血糖値が上がるとすい臓から脂肪ホルモンと言われるインスリンが分泌されます。
インスリンは、ブドウ糖をエネルギーに変えてくれる一方で、余ったブドウ糖（エネルギー）を皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積するのです。
ここで大切になるのが、「血糖値を急に上げない」ことです。
そして、ポイントは「ＧＩ値」、糖尿病や心臓病の食事療法の指数として使われているものです。
ＧＩ値の高い食材ほど、食後、血糖値を急激に上げ肥満や糖化に導きます。
GI値の低い食品を食べたほうが、血糖値の急上昇を抑え、インスリンの分泌を少なくすることで太りにくい体になります。
具体的なＧＩ値数については、たとえば、食パンは90台で、白ごはん、うどんは、80台。
このことが、主食であるごはんやパンが太る原因として問題視される理由の一つなのです。
それに対して、精製されていない、雑穀や古代米のGI値は40台で、野菜並みの低GI値なのです。
つまり、ＧＩ値を少し意識するだけで、美容と健康の大敵、糖化を抑えることができ、肥満しにくい体を手に入れることができるのです。
