キレイに、健康に。効くコラム
vol1
意外と簡単!お腹から痩せる食べ方 |
世界的にヘルシー食材として注目されている和食。
その主役となるのが、雑穀ごはん、みそ汁、魚、野菜です。
日本健康食育協会の柏原さんは、お腹凹む食べ方として、雑穀ごはんをゆっくり噛んで食べることの大切さを伝えています。
雑穀(古代米)ごはんのよさは、白米だけ食べるより、栄養バランスを整えてくれること、そしてビタミン、ミネラル、食物繊維が補給されることです。
さらに、モチモチとした食感が自然と「噛む」回数を増やしてくれます。
そして、噛むと分泌されるホルモンが、余分な食欲を抑え、無理をしない自然なダイエットに役立つのです。
次の5つのポイントを毎日の食事で意識していただくことで、お腹やせが実感できます。
長くなりますが、興味のある項目だけ実践しても効果があります。
ぜひ、ピンときたものを実践してみてください。
① 雑穀(古代)米ごはんを食べる。
古代米は、「やせる天然サプリ」です。
というのも、白米の数倍も多く含まれるビタミンやミネラル、そして食物繊維が、サプリメントのような効果をもたらすからです。
炭水化物を燃やすのにビタミン・ミネラルは不可欠な栄養素で、白米×古代米はまさにベストコンビ。
だから、古代米に含まれるビタミンとミネラルが炭水化物をどんどん燃やしてエネルギーに変えてくれるのです。
そのようにして脂肪の消費が上がり、脂肪を溜め込めない体質に変わっていくのです。
② 朝は、お味噌汁を食べる。
毎日のように食べるお味噌汁。
発酵食品であるみそは、腸内環境を整えてくれるので、腸の善玉菌が働きやすくなります。
その結果、溜まっている便が排出され、さらに栄養が吸収されやすくなるのです。
特に具だくさんのみそ汁は、ご飯と組み合わせることでアミノ酸バランスもベストな形になり、自然と代謝がアップして「痩せやすい体質」に導いてくれるのです。
さらに、お味噌汁には、大豆の発酵途中で生まれる大豆ペプチドという血圧を安定させる成分も入っていますし、そもそも温かい汁ものは体を温め血液循環や代謝を高める効果もありますので、とっても健康的なダイエットに役立ちます。
③ 我慢しない!楽しく味わって食べる。
ダイエットを成功させるポイントは、我慢ではなく、『楽しい』ことがいちばん大切。
「カロリーが心配」「食べたら太るかも」という気持ちで食べると、せっかく栄養をとっても消化吸収力が下がったり、代謝を鈍らせてしまい逆効果になります。
マイナスな気持ちでいると、体も安心して食べた物を消化できないのです。
「おいしそぉぉ~」と思うと自然に唾液が出てきますよね。
カラダの中の消化は、料理を見たときから始まっているのです。
これが消化のスタートです。
はやく口に入れたい気分、食べているときの幸せな気持ちは消化と吸収力を高めてくれます。
ココロとカラダは繋がっているんですね。
④ 基本中の基本、よく噛んで食べる。
噛むことはたくさんのメリットがあることはご存じかと思います。
でも、実際、本当に「ゆっくり噛んでますか?」
噛むと分泌されるホルモンは食欲を抑える働きがあります。
たくさん噛めば噛むほど食欲は抑制され、余分に食べることがなくなりますし、唾液には消化作用があるので、胃腸での消化吸収を助けます。
食べた栄養をきちん吸収することで、体に取り込んだビタミン、ミネラルが代謝を高めてくれるのです。
その上、噛むことで、顔の筋肉がよく動かされフェイスラインがくっきり、気づくと小顔に変身することも!
ときどき「噛む回数は?」と聞かれますが、1食につき15分以上かけて味わって食べてください。
目標は一口30回、よく噛むことがやせ体質の一番の近道です。
⑤ 野菜を食べるなら、色の濃いものと根菜
栄養をしっかり摂ろうとしても、サラダなどは意外と量がとれないことも.
その上、体を冷やすものも多いため、代謝が上がりにくい傾向があります。
栄養をしっかりとり代謝を上げるという点でぜひ、おススメなのは緑黄色野菜と根菜類。
野菜の色には、抗酸化作用や健康美容効果があります。
また、根菜類の野菜は生命力が強いものが多く、意識的にとってほしい食材です。
ぜひ、みそ汁など、温かくしてお召し上がりください。
加熱すると、体を温める作用も強くなり、代謝を高めてくれます。
スーパー等で野菜を買われる時に注意してほしいのが、旬を意識すること。
季節に合った食材はおいしくて栄養価も高く生命力が強いです。
流通量が増えて値段もお手頃。しかも旬の食材はその季節の環境にあわせてくれるのでカラダの代謝力を高める効果も期待できます。
以上のことを簡単にまとめますと、基本は和食。
雑穀(古代米)ごはん、具だくさんみそ汁を、楽しく、ゆっくり噛んで味わいながら食べると、自然と痩せ体質になるよ~っということです。
日本健康食育協会の柏原さんが提唱されている法則が
「ご飯8:具だくさんみそ汁1:おかず1」ルールです。
このルールの目的は、食物繊維の豊富な雑穀(古代米)入りご飯をしっかり食べ、しっかり出せる胃腸力をつけることです。
8:2の比率は、「カサ」の目安で、難しい計算は不要です。
弁当箱の中身の8割が雑穀(古代米)ご飯、2割がおかずとイメージください。
具体的に1日に食べる雑穀(古代米)ご飯は5膳、みそ汁も野菜などを中心に具たっぷりだから、無理なくダイエットすることができます。
これらをよく噛んで味わうことで、唾液がしっかり出て胃腸がより働き、余分なものが排泄されるから「お腹すっきり」の効果が得られるのです。
詳しくは、日本健康食育協会でご検索ください。
食べるポイントは、楽しみながら! 時間をかけて! ゆっくり噛む!です。
ご家族とかけがえのない時間の中で、幸せと健康もいっしょに味わってください。